私の英語学習法｜Nami（英語コーチ）

英語学習を始めたきっかけ

中学生になると英語が正式に教科（授業）として入ってくると思うのですが、なぜか英語だけ点数が良くて、もしかしたら得意なのかもと思って磨き出したのがきっかけです。あとは数学がずっと苦手で、その逃げ道で英語を使っていたというのもありました（笑）

自分にあった英語学習法の見つけ方

私の場合は二つの方法があったと思っていて、一つは「良い師匠がいた」ということです。高校生の時に国際科がある高校に入ったので、担任も英語の先生で、海外在住経験がありつつ、基礎として日本で英語力を身につけた方だったので、勉強のやり方も凄く教わることができました。

二つ目は、私自身の英語学習歴も長いので、失敗したり、寄り道したりしながら、やり方を確立していったという流れです。

おすすめの英語学習法｜単語・文法

まず単語に関しては、近道があるとは思わずに、単語帳をひたすら進めていくのが良いと思います。ただ、単語帳は何でも良いという訳ではなく、自分が使いそうな領域のものを選ぶことが重要です。

例えば、ビジネスで英語を使う場合は、TOEICの単語帳をやると範囲が定まって良いと思いますし、逆に洋画が観れるようになりたい方は、総合的に色んな単語を知っている必要があると思います。

ちなみに、単語学習の方法としては紙に書いて覚えるよりは、何回も見て覚えたり、声に出したりする方がおすすめです。また、英語はスペルと音が繋がっていないと、記憶に定着しづらいです。

また、文法については絶対大事ですし、ないがしろにしない方が良いのですが、やり過ぎも良くないなと思っています。文法ルールに沿って話すことは大事ですけど、形を守って話す程度で良いと思っていて、主語と動詞の場所がぐちゃぐちゃになっているとか、比較級なのに比較級の形ではないとかだと、そもそもの意味自体が通じなくなってしまうので、そういった意味では文法は守ったほうが良いです。でも、aとtheの冠詞の間違いや時制の間違いとかまでは完璧にせずとも大丈夫です。

おすすめの英語学習法｜リスニング

英語の音が聞こえるようになるためのトレーニングとしては、シャドーイングが一番有効です。シャドーイングは、音を真似して口に出すというトレーニングなのですが、脳の構造的に「言える音＝聞こえる音」という法則があって、基本的に自分が言えない音は脳が雑音だと思って弾くんですよね。それなので、まずは言う練習をするというのが効果的です。

そして、シャドーイングはご自身の英語レベルに合わせて使う教材を変えた方が良いです。具体的には、1回目聞いた時に5割ぐらい音が取れるものを選んでいくと良いかなと思います。意味は取れなくても大丈夫なのですが、単語が5割ぐらいキャッチできるものです。

次に、音が聞けるようになると意味を理解する方に脳のリソースを使っていくのですが、ここの力を磨くには、”英文を読むトレーニング”をするのが効果的です。なぜならば、速く正確に読めると、リスニングのときも頭の中で速くそれをすることができるからです。

リスニングにおけるトレーニングのメインは音をキャッチする内容（シャドーイング）にすることで、音を理解する力が伸び、自然と意味を理解する方にも注力できるようになっていきます。

おすすめの英語学習法｜スピーキング

基本的には”スピーキング用のインプットをする”というのが近道です。どういうことかというと、単語と文法をアウトプット向けにトレーニングしていくということです。具体的には、日本語を見て英語にする練習を行いましょう。教材でいうと、瞬間英作文などが効果的だと思います。

そして、実際に発話する時は、発音にこだわりすぎるよりもコミュニケーションが取れるかどうかを重視したほうが良いと考えています。

オンライン英会話の上手な使い方

オンライン英会話のレッスンをどういう場にするかというのが最も大事です。基本的には、インプットしたものを出していく練習試合だと考えていただけると良いです。時折、オンライン英会話サービスを使って単語を学ぼうとされる方もいるのですが、どうしても単語帳よりも学べる語彙数は減ってしまうので、インプットは単語帳やテキストで行って、オンライン英会話ではとにかく自分が話す機会を実践していくのが良いと思います。

継続学習のコツ

継続するためには3つほど大事なことがあります。
一つ目は、「完璧を求めないこと」です。これまで多くの受講生様を担当させていただいたのですが、自分で続けられなかった方のほとんどは完璧主義者の方でした。例えば、英語学習の目標はネイティブの方と同等に話せなければいけないと考えてしまっていたりとか。

二つ目は、「目標設定を現実的にする」です。インターネット上でもよく、現在の英語力から目標とする英語力に到達するまでの必要な学習時間が書かれているのですが、それを参考にして自身の短期目標と長期目標を立てると良いと思います。常に自分がどの位置にいるのかを把握できるようにしておくと、モチベーションが保ちやすいです。

三つ目は、「毎日同じ時間に学習する」です。歯を磨くのと同じぐらい英語学習をルーティンにしてしまうことが大事です。時間を確保しないことにはどうしても英語力は伸びていきません。

英語ができるようになって良かったこと

色々ありますが、私の場合は英語を勉強してきた経験をベースにお仕事させていただけているので、それがとてもありがたいです。

また、英語ができると得られる情報の量が全然違うと思っていて、何かを調べる時に海外目線だとどうなのかを知ることができますし、海外からみた日本のことも把握することができます。それにより、視野が広がったり、より正確な情報を得られたりする点が良かったなと感じています。