私の英語学習法|なぎ(発音専門英会話コーチ)

なぎさんのプロフィール
9歳からアメリカ発音に憧れを抱き英語学習を開始。留学経験なしで多くの方から絶賛される発音と英会話を習得。大学卒業後、大手英会話講師やオンライン英会話講師として100名以上の生徒様に英会話を指導。これまでの経験を活かし、現在は発音専門英会話コーチとして活動している。Twitterでは毎週土曜21時から15分で学べる「#ミニ発音講座」を主催。

英語学習を始めたきっかけ

小学4年生の時に塾の公文に入って、「国語」「算数」「英語」を習っていました。その授業の中で、英語の文字を読んだり、音読したりしたことが私の英語学習のスタート地点だと思っています。

公文では、音源を聞き、それを自分で音読して、最後は先生にチェックをしてもらうという流れで勉強をしていました。英語の”音”を聞く機会が多く、その時に小学生でありながらアメリカ英語の「Rの発音」に衝撃を受けたんですよね。

”こんなにカッコいい発音があるんだ!”と思って、自分でこの音を発音できるようになりたいと感じるようになりました。
振り返ると、この時の体験が今に繋がる全ての始まりだったと思います。

自分にあった英語学習法の見つけ方

自分にあった英語学習法を見つけることは本当に大事だと思っています。
私の場合は、ここでも”音”がキーポイントだったんですよね。それなので、英文の音源を聞いたり、声を出して音読したりするというやり方が自分には合っていて、楽しく勉強できました。

また、英検の勉強も非常に効果的だと考えています。
英検の場合は、四技能全てを勉強する必要があるので、勉強する過程で四技能の中の得意・不得意が出てくると思うんですよね。そこで見えた得意な領域から勉強すると学習はスムーズに進みます。
例えば、リーディングが得意な方であれば、洋書や英字新聞を読むなどです。

おすすめの英語学習法|単語・文法

単語の勉強も”音”からスタートしています。
私の単語の学習法は、単語をみて意味を覚えるというやり方ではなく、発音のアクセントから見ていきます。
例えば、単語帳の音源を一通り聞いて、アクセントの位置に印をつけるようにしてました。音から入る単語学習は、スピーキングなどの将来的な視点でも役立ちます。

あとは海外ドラマなど、英語に触れる機会をつくって、学んだことが実際に使われているシーンを観ることで定着しやすいと考えています。

文法については非常に重要で、なおかつ文法書に出てくる表現や単語は基礎的なものが多いので、文法を学びながら語彙も習得するというのが、とても効率が良いと思います。
文法書は有名なものを一冊やるだけでも十分です。

ちなみに個人的におすすめというか衝撃を受けたのは、関 正生先生の「世界一わかりやすい英文法の授業」という本です。文法における背景知識が凄い理解できますし、頭にしっかり入ってくるんですよね。そして、それが口から出てくるようになります。
あとは、大西 泰斗先生の「一億人の英文法 」も凄い良くて、本の厚みはあるのですが、とてもわかり易いですし、前置詞なども図解されているので、理解も進みます。

おすすめの英語学習法|リスニング

音読が効果的です。リスニングだと、”とにかく聞く”というところに着眼点を置きがちですが、テキストで問題を解いたあとに音源を聞きながら、スクリプトをしっかりと確認するということが重要です。

そこで、自分が想像していた音と違うなという部分を発見したり、気づきを得たりしてから、実際に自分で発音をしてみると良いです。迷った時は再度音源を確認するようにしましょう。

おすすめの英語学習法|スピーキング

私自身、大学に入るまではスピーキングの機会がありませんでした。いざ大学に入って留学生と話そうとすると、全く言葉が出てこなかったんです。
そこでの課題は”知識量の不足”だと感じていて、「スピーキング力向上=とにかく話す」というイメージがあると思うのですが、どちらかといえば知識を貯めることが対策に繋がります。

知識が増えれば増えるほど理解も早まり、瞬時に言葉が出てくるんですよね。それなので、まずは知識を貯めてスピーキング練習に移行するのが良いと思いますし、その後もスピーキング練習と並行して文法も忘れないように学習するのが良いです。

オンライン英会話の上手な使い方

私に関しては、オンライン英会話サービスで指導をしていたので、先生としての視点も含まれるのですが、ポイントとしては受け身ではなく積極的にいくと学びも深まると思います。

聞きたいことや知りたいことを事前に用意しておくと、学びの質は高まりますので、質問などもしっかりと準備をしておきましょう。

継続学習のコツ

私の場合は、大学に入って改めて英語を勉強し直そうと思ったので、大学4年間に関してはひたすら英語を勉強していました。そして、その4年間はモチベーションを落とさずに学習できたので、その当時のお話ができればと思います。

大学生の時、私の中では「英語を話せるようになりたい」というのが第一目標にあり、それだけだと少し具体性に欠けるので、英語の資格を活用するようにしていました。

英検とTOEIC、この2つをメインで受験していて、このような試験があるだけでも勉強の必要性を感じられますし、目標が達成できると嬉しかったです。
それなので、大きな目標を持ちつつ、それを達成するための過程として資格試験を挟んでいくと、とても続きやすいという印象でした。

あとは、大学では英語を常に話せる環境があったので、どうやったらもっと英語をうまく話せるだろう?と考える機会を常に得ることができていました。もしご自身の環境がそうでなくても、オンライン英会話サービスなどを活用して、自ら環境をつくり出すことは可能だと思います。

英語ができるようになって良かったこと

私の一番の強みは、留学経験なしで英語を習得したという点だと思います。
それなので、留学に行けない方もいるなかで、それでも英語力を身につけたい、ビジネスで英語を使えるようになりたいという方たちに向けて、自分の体験を伝えることができます。

これまで英会話スクールやオンライン英会話にて講師として勤務をしたこと、そして現在の発音指導でもそうなのですが、自分の経験を全て生かせるという点が嬉しいです。

また、英語は私に自信をもたらせてくれました
もともとシャイで人前に出ることは得意ではなかったのですが、英語ができるようになったり、発音を褒められたりすることによって、どんどん自信がついていきました。その結果、大学でも特待生になったり、成績優秀で卒業できたり、人生が好転し、英語の魅力をとても感じています。

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