英語学習を始めたきっかけ
大学2年生の時に交換留学の応募にギリギリ受かって、その時はIELTSスコアが5.0だったのですが、6.5のスコアがないと現地の学部の授業が受けられないという条件があり、そこを目指して英語学習を始めました。学生時代はずっと体育会系で、自分の視野や価値観を広げたいという思いで留学に興味を持ったのがそもそものきっかけだったと思います。
ちなみにIELTS 5.0だと、当時はオーストラリア・シドニーの大学しか選択肢がなかったのですが、いま個人的に留学先を選ぶとしたらカナダが良いなと思っています。理由は”英語が聞き取りやすいから”。
1年間という限られた留学期間のなかで、最初のリスニング力が定着するまでの時間がより短くできたんじゃないかなと思っています。
自分にあった英語学習法の見つけ方
私の場合は資格試験の勉強から始めたので、単語やリーディングをメインでやっていました。その前に英語を勉強したのは大学入試に使ったセンター試験だけだったので、読み書きが中心の勉強でしたが、あまりそれが自分に合わないと感じていたんです。IELTSの勉強も自己流では伸びず、留学直前もスコアは5.5でした。
海外に行ってから、英語が話せる仕組みだったり、英語脳がどうつくられるかを身を持って把握することができました。英語を話せるようになりたいのであれば、読み書きよりも「音」を意識した学習が必要になると思います。
まずは音を意識した学習を行って、ネイティブの5歳児ぐらいまで話せるようにして、そこから語彙を増やしていくというのが理想的だと考えています。私自身も最初は音真似というか、他の人が言っていることを真似していって、それを繋げていくというコミュニケーションのやり方をしていました。それがだんだん自然になって、自分のものになっていったという感覚です。
おすすめの英語学習法|単語・文法
語彙は実践の中で増やしていくことができると考えています。単語は何度も出会うものから優先的に覚えていき、気づいたらその単語の使いどころがわかっているという自然な流れなので、私は意識的に覚えていることはあまりないです。
文法については書籍で学ぶことが多いと思うのですが、基礎的なものなら何でも大丈夫です。というのも、文法を常に意識しながら話すというよりは、土台として持っておくという位置づけだからです。補足すると、話せるようになりたいのであれば、中学2年生までの文法で大丈夫だと思います。
おすすめの英語学習法|リスニング
リスニングについては、色んな場面の日常英会話をシャドーイングするのが、日本にいる人は一番効率的だと思います。これをやることで瞬発力も上がるし、音の認識もできるようになって、スピーキング力向上にも繋がります。
ちなみにシャドーイングは色んな1コンテンツを1回ずつやるよりも、同じコンテンツを20回ぐらいはやったほうが良いです。
おすすめの英語学習法|スピーキング
スピーキングはパズルのように英語を操れるようになることが重要です。これは私のYouTubeチャンネル(パズル英会話)でも詳しく話しているのですが、英文はいくつかのパズルで成り立っていて、それを入れ替えることで話せるようになります。
例えば、
Remember how we used to take a nap in the park after school?
という英文があったときに、
Remember how/ we used to/ take a nap/ in the park/ after school?
私の頭の中では、スラッシュで区切ったような塊で覚えています。
単語をパーツだけで覚えていると、スピーキングに苦戦すると思います。だからこそ、英語から日本語に訳して考えるのはなるべくやめて欲しいです。
英語で聞いたことがある音、フレーズ、シチュエーションを頼りに、感覚的にアウトプットできる状態が理想。これができるようになるためには、大量のインプットが必要で、インプットはリーディングよりもリスニングがおすすめです。
また、先ほどリスニングの項目でも挙げたシャドーイングはスピーキングにも使えるのですが、やり方としては感情を入れて、イントネーションまでを含めたシャドーイングを行うことです。そうすることで自然な表現を身につけることができます。
海外に住んでいる人でも感覚で違いを判断できる人は発音もイントネーションも綺麗ですし、逆に長年海外に住んでいても文法を含め、頭の中で文章を作っている人は英語でのコミュニケーションの壁を越えられないでいるというのを海外にいると実感します。
だからこそ、私が経験したインプット中心の学習や真似をするスタイル、パズルのように英語を操る方法を届けていきたいと思ってパズル英会話のYouTubeチャンネルや動画コース、Shadow Meというサービスを届けています。
オンライン英会話の上手な使い方
オンライン英会話は使う用途にもよりますが、正確な文章をつくりたいという場合は、予め用意した文章をみてもらうというのが効率的です。加えて、レッスンの際は、先生や生徒の立場を気にせず、やりたいことを宣言して、リードしていくスタンスが良いと思います。
あとは、海外の人とコミュニケーションが取れる貴重な機会なので、その機会を大切にしつつ、自身の英語表現が自然か確認してもらうのが良いでしょう。
継続学習のコツ
実は英語を勉強だと思っていなくて、過去にTOEICの勉強は座学で3ヶ月間ぐらい集中して行いましたが、それ以降は特に机に向かって勉強したことはありません。好きなYouTube動画を観ながらひたすら真似するということをしていました。私の場合は、”この人のライフスタイル素敵だな”とか憧れが入ると、動画を観るのが自然と続きました。
継続のポイントは”やらなきゃ”と思わずに、”楽しくて気づいたらやっている”という状態が理想ではないでしょうか。
英語ができるようになって良かったこと
海外で暮らせて、不自由なく生活ができて、人生の選択肢がとにかく増えたことが良かったです。英語をしっかりと話せなかった時は、上辺だけの会話しかできませんでしたが、今は色んな国の人と楽しく会話ができて、深い話もできる。それが凄く嬉しくて、留学初期はホストシスターと全然話せなかったけど、今では彼女のことをもっとよく知れるようになりました。
”この人と話したい”、”この人とコミュニケーションが取りたい”という思いは、モチベーションに繋がります。
そして、英語は感情をストレートに表現する”正直な言語”なので、新しい自分が見えた感じがしていて、言語を通して自分のこともよく知れるようになったのが、英語ができるようになってよかった点だと感じています。
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